キャットフードを酸化しないように保存するには?
1.キャットフードの酸化について
キャットフードには、多くの脂質が含まれています。この脂質は、酸素に触れると酸化して過酸化脂質という悪玉コレステロールになります。
悪玉コレステロールは体内に蓄積されると、嘔吐や下痢といった症状や、アレルギーやガンなどの病気を引き起こすことがあります。
キャットフードは酸化すると、味や香りが劣化しますが見た目ではわかりません。キャットフードを触ってみて、ベタつくようであれば酸化している可能性があるので、破棄しましょう。
キャットフードの酸化を防ぐためには、キャットフードを正しく保存することが大切です。
2.キャットフードの酸化を防ぐ保存方法
(1)ドライキャットフードは、小分けにして密封する
ドライキャットフードは開封して、酸素に触れると酸化が進みます。大きい袋のドライキャットフードなどは、そのままの状態で置いておくと、食べきるまでに何度も開け閉めをしなくてはいけないため、その度に空気に触れてしまい酸化が進みます。
ドライキャットフードを購入したら、まずは一日分ごとに小分けにして、密封できる容器に保存しましょう。保存する容器は、タッパーやジップロック、アルミ素材のジッパー付き袋などがおすすめです。
タッパーやジップロックなどで保存をする際は、脱酸素剤も一緒に入れると、より酸化を防止することができます。
フードストッカーを使用する場合は、ドライキャットフードを入れる前にフードストッカーの底に脱酸素剤を入れましょう。
ドライキャットフードを入れたら、その上に新聞紙を丸めて入れて、空気を抜いて蓋をします。
容器に移し変えたドライキャットフードは、直射日光の当たらない、湿度が低くて温度差が激しくない場所に保管しましょう。
(2)ウェットキャットフードは、開封後は早めに食べきろう
ウェットキャットフードは、水分含有量が75%以上あるため、開封後は酸化や劣化が早く進みます。
ウェットキャットフードは開封したら、できるだけ早めに食べきることが望ましいです。
開封後のウェットキャットフードを、数時間だけ保存する場合は、ガラス容器やお皿に移しかえて、ラップをして必ず冷蔵庫に保存しましょう。
ウェットキャットフードを缶のまま放置してしまうと、菌が繁殖してしまうので、必ずお皿に移しかえることが大切です。
ウェットキャットフードを冷蔵庫で保存できる期間は1日程度なので、食べきれなかった分は破棄しましょう。
残ったウェットキャットフードを冷凍保存した場合は、食べる前に自然解凍をすると劣化を抑えることができます。
開封前のウェットキャットフードは、25℃以下で湿度が低い、直射日光の当たらない場所に保存しましょう。
キャットフードによっては、冷蔵庫に保存すると味が低下することがあるので、キャットフードのパッケージを確認して適した場所に保管しましょう。