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下痢用キャットフード


1.下痢の猫に適したキャットフードとは

(1)穀物が少ない
穀物は肉食動物の猫にとって、消化や吸収することが難しいため、摂り過ぎると消化器官に負担をかけてしまいます。
消化吸収されなかった穀物は、体外に排出されてしまうので、便の量が増えたり柔らかくなって下痢を起こすことがあります。
下痢を改善するためには、主原料が穀物ではなく、肉や魚などの動物性タンパク質を多く含んでいるものを選びましょう。
良質な肉や魚は消化や吸収も良いため、便も適度な量と硬さを保つことができます。
グレインフリーなど、穀物を全く使っていないキャットフードには、良質な肉が多く使われているのでおすすめです。

(2)低脂肪
猫にとって脂質は消化に優しく、エネルギーに変えやすいですが、沢山摂取すると下痢を起こしてしまうことがあります。
下痢用のキャットフードには、低脂肪で必須脂肪酸を多く含む、消化性の高い原材料が使われているものがあるので、下痢が治らない場合は獣医師に相談をして、療法食を与えることをおすすめします。


2.粗悪な肉を使っているものは避ける

安いキャットフードには、肉副産物やミートミール、4Dミートといった粗悪な肉が多く使われているものも存在します。
これらの肉は、病気や障害をもった肉や、血やトサカなど人間が食べることができない肉を混ぜて作られています。
酸化や劣化した肉が含まれている場合もあり、こういったキャットフードを沢山食べると下痢を引き起こしてしまう可能性もあります。
猫の下痢の改善のためにも、値段だけでキャットフードを選ぶのではなく、使われている原材料をチェックすることが大切です。
人間も食べられる素材を使ったヒューマングレードのプレミアムキャットフードも良いですが、酷い下痢を起こしているときは、なるべく早めに獣医師に相談をして適切な療法食を与えることをおすすめします。


3.無添加のキャットフード

安いキャットフードには、粗悪な肉だけでなく添加物を多く使っている可能性があります。粗悪な肉を使っている場合、臭いをカバーするために香料が沢山使われていたり、安く大量に生産して保存をするために、化学由来の酸化防止剤が多く使われているものがあります。
こういった添加物は、下痢を引き起こす可能性があるので避けたほうが良いでしょう。


4.下痢用キャットフードを与えるときの注意点

下痢用の療法食を与えるときは、必ず獣医師に猫の状態を相談をして、指示に従って与えましょう。猫の状態に合わせてフードを変える場合もあるため、療法食を与える期間は定期的に獣医師の診察を受けましょう。

療法食に切り替えるときは、いきなり全て変えてしまうと余計に消化器官に負担をかけることがあるため、はじめは療法食を普段食べていたキャットフードに少量ずつ混ぜて与え、一週間程度かけて完全に切り替えましょう。

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