キャットフードは一日何回あげればいいのか
1.子猫の一日の食事回数
猫の一日の食事回数は、年齢や健康状態によって変えることが大切です。
子猫は生後2ヶ月頃から、キャットフードが食べられるようになります。
成長期である子猫は、成猫や高齢猫と比べて多くのエネルギーが必要です。子猫が一日に必要なカロリー摂取量は、体重1kgに対して100kcal程度です。
しかし、子猫は消化器官の発達が未熟なため、一回で食べられる量は少ないです。
子猫には一日分のキャットフードを、3~4回に分けて与えましょう。沢山欲しがる子猫には、与える回数を5回に増やしても良いです。
猫は生後3ヶ月頃までは、どんどん体重が増加しますが、生後4ヶ月を過ぎると成長は緩やかになります。
生後4ヶ月頃から、ドライキャットフードをお湯やミルクでふやかしたものを与え、生後6ヶ月頃からは固形のドライキャットフードを与え始め、回数を3回に減らしましょう。
2.成猫の一日の食事回数
猫は1歳を過ぎると維持期に入り、大型以外の猫は成長も止まります。
そのため、一日に必要なカロリー摂取量は体重1kgに対して80kcalまで減り、食事の回数を朝と晩の2回にします。
室内で飼われている猫や、運動をあまりしない猫は体重1kgに対して70kcal程度を目安にして与えましょう。
キャットフードのパッケージには、給与量が表示されています。与える際には、キャットフードの給与量を確認して正しい量を守り、肥満を防ぎましょう。
食事の間隔が開きすぎてしまうと、猫の体に脂肪を溜め込みやすくなってしまうので、注意しましょう。
3.妊娠している猫の食事回数
猫は妊娠初期~中期頃までは食欲旺盛になりますが、胎児の成長に伴ってお腹が圧迫されることにより、一度に沢山の量を食べることができなくなります。
そのため、妊娠後期の猫には様子を見て、一回分の量を減らして与える回数を4~5回程度に増やしてあげましょう。
4.高齢猫の一日の食事回数
猫は7歳を過ぎると、運動量が減ったり新陳代謝が落ちるため、カロリー消費量が減ります。
高齢猫が一日に必要なカロリー摂取量は、体重1kgに対して60kcal程度を目安にして与えましょう。
食欲がない場合は一日分の量は変えずに、食事の回数を4回程度まで増やして与えましょう。
5.肥満の猫の場合
肥満の猫には満足感を与えるために、食事の回数を3回程度に分けて一回分の量を減らしましょう。
置き餌にするのではなく、毎食決まった時間に与えることが大切です。食事回数を増やすことで、猫の食べた量や状態をより把握することができます。