ドライキャットフードの選び方
1.猫の年齢や状態に合うものを選ぶ
キャットフードは、子猫用(離乳から1歳まで)、成猫用(1歳から6歳まで)、高齢猫用(7歳から10歳まで)、老齢猫用(11歳以上)の4つに区分されています。
成長期でもある子猫用のキャットフードは、他の年齢用のキャットフードよりも高カロリーになっています。
子猫用のキャットフードを、運動量や基礎代謝が減っていく高齢猫に与えてしまうと、カロリーを摂りすぎてしまい、肥満の原因にもなります。
高齢猫用のキャットフードは低カロリーなので、子猫にはカロリー量や栄養が十分ではありません
全年齢用(オールステージ)キャットフードは、年齢の違う健康な猫を多頭飼いする場合に適しています。
キャットフードは年齢別だけでなく、毛玉ケアや療法食など、猫の状態に合わせて細かい効果があるものを選ぶことができます。
例えば、避妊や去勢をした猫は肥満になりやすいので、「避妊、去勢をした猫用」のキャットフードを選ぶことをおすすめします。
他には、室内飼い用のキャットフードや、アレルギーに対応しているキャットフードなどがあります。
2.良質な原材料を使用しているキャットフードを選ぶ
(1)主原料が魚や肉などの動物性タンパク質のキャットフード
ドライキャットフードを選ぶときには、主原料がどんなものを使われているか、添加物は使われていないか確認することが大切です。
あまりにも安いキャットフードの場合、主原料が魚や肉などの動物性タンパク質ではなく、穀物になっている場合があります。
猫は肉食動物なので穀物を消化することが難しく、胃腸に負担がかかったり、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
一番多く含まれている主原料は、パッケージの原材料の欄の一番最初に記載されているので、購入する前に確認をして、猫の食性に合う魚や肉が主原料のドライキャットフードを選びましょう。
(2)無添加のキャットフード
ドライキャットフードには、着色料や保存料、香料などの添加物が多く含まれているものが存在します。
BHAやBHTなどの酸化防止剤は、発ガン性があるので大量に摂取してしまうと、ガンなどの病気を引き起こす危険性があります。着色料や香料も猫にとっては刺激物であり、健康によくありません。
酸化防止剤の中には、自然から抽出している緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、ミックストコフェロールなど、安全なものもあります。
安価であることがドライキャットフードの魅力の1つでもありますが、猫の健康を守るためには、無添加なものやグレインフリー(穀物不使用)、高品質なプレミアムキャットフードをおすすめします。