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ウェットキャットフードをあげてしまうとドライキャットフードを食べなくなる?食べなくなる理由と解決方法


1.猫がドライキャットフードを食べなくなる理由

(1)美味しそうな匂い
ウェットキャットフードは、ドライキャットフードよりも水分含有量が多く、味の種類も豊富にあります。
魚やお肉などの素材の形状や香りが残っているものが多いので、猫の嗜好性を満たします。
そのため、ウェットキャットフードを食べた猫が、ドライキャットフードを食べなくなってしまうこともあります。
猫は食べ物の匂いを嗅いで、食べるか食べないかを判断するため、味の種類も豊富で美味しそうな匂いがするウェットキャットフードを好む猫は多いです。

(2)体調不良
ドライキャットフードを食べなくなってしまう理由は、猫の味の好みだけでなく、猫の体調不良によっておこる場合もあります。
例えば、口内炎ができてしまって口の中が痛いときは、固いドライキャットフードを嫌がることもあります。
また、風邪で鼻が詰まってしまい匂いを嗅ぎとれなくなったことで、匂いが強いウェットキャットフードを好む場合もあります。

ウェットキャットフードは、一般食のものが多いため、ウェットキャットフードばかり与えてしまうと栄養が偏ってしまいます。
そのため、総合栄養食であるドライキャットフードを主食として与えることが望ましいです。
猫がウェットキャットフードしか食べなくなってしまったときの、解決方法をご紹介します。


2.解決方法

(1)ドライキャットフードをお湯でふやかす。
ドライキャットフードをお湯でふやかすことで、ドライの状態よりも匂いが増します。
また、猫は本来ネズミや鳥などの生きていた動物を狩って食べていた動物なので、餌は冷たい状態のものよりも、温かい状態のほうが猫の嗜好性を満たします。
お湯の温度は39度程度で、熱すぎないように注意しましょう。お湯の量は、お皿に入れたドライキャットフードが浸る程度の量です。
お湯でふやかすことで、猫の嗜好性を高めるだけでなく、口内炎によって口の中が痛くて固いドライキャットフードが食べられない猫にも効果的です。

(2)ウェットキャットフードとドライキャットフードを混ぜる
ウェットキャットフードとドライキャットフードを混ぜることで、匂いと味が猫の好みに近くなるだけでなく、猫にとって必要なタンパク質などの栄養を摂取することができます。
混ぜるときの注意点は、ウェットキャットフードの量は全体の半分程度にすることです。ウェットキャットフードの量が多いと、ウェットキャットフードだけ食べてドライキャットフードを残してしまう可能性があります。
ドライキャットフードも食べるようになってきたら、少しずつウェットキャットフードの量を減らすと良いでしょう。

(3)ドライキャットフードの種類を変える
ドライキャットフードには様々な種類があり、猫の体のために作られたプレミアムキャットフードというものもあります。
プレミアムキャットフードには、良質な主原料が50%以上含まれていたり、添加物やアレルギー物質が0のものがあります。

そのため安心して与えることができますし、安価で穀物が多いドライキャットフードよりも良質な主原料が多い分、猫の嗜好性にも近くなります。


(4)ドライキャットフードの保存方法に気を付ける
また、ドライキャットフードを保存する際には、フードストッカーなどしっかり密封できるものを使用すると、匂いが消えにくくなります。
保存する際にしっかり密封できていないと、匂いが逃げていってしまい、猫が食べたくなくなってしまう可能性があります。

以上のように、猫が少しでもドライキャットフードを食べて、必要な栄養をバランスの良く摂取できるように工夫をすることが大切です。

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