キャットフードの内容量
内容量とは、ドライキャットフードの正味量のことをいいます。キャットフードのパッケージには、フードの内容量の記載が義務付けられているので、購入する前に確認することができます。
1.ドライキャットフードの内容量
ドライキャットフードは、一般的に1~5㎏程度のものから、7~9㎏という大きなものまであります。ドライキャットフードの内容量の表記は、「㎏(キログラム)」、「g(グラム)」、「ml(ミリリットル)」、「L(リットル)」が使用されています。
成猫が、1食で食べる量は、猫によって違いはありますが、約60~100g程度です。これは日本で飼われている猫だけでなく、海外で飼われている猫も同じです。
そのため、日本製と海外製では、内容量に大きな違いはありません。
ドライキャットフードは、1袋に沢山のフードが入っているものだけでなく、20g程度の1回分の量を、12本の袋に分けてあるものや、味の違うフードが、4~5つ程度の小袋で分けられているものも存在します。
こういったものは、食べるまで鮮度を保つことができたり、与える前に、自分で計算して分ける手間が省けるので、便利です。
また、1食あたりのカロリー量も、把握しやすくなるため、ダイエットをしている猫にも最適です。
猫の一日に必要なカロリー量は、成猫の場合は、体重に80カロリーを掛け合わせた量です。たとえば5㎏の猫の場合は、400kcal程度なので、量としては100g程度が望ましいです。
成猫の食事の回数は、朝と夜の2回なので、一日に必要なカロリー量のキャットフードを2回に分けて与えましょう。
生後7ヶ月頃までの、子猫に必要な一日のカロリー量は、体重に100カロリーを掛け合わせた量になります。
子猫の場合は、消化機能の発達が十分ではなく、1回で可能な消化の量も少ないため、一日3~4回に分けて、ふやかしたドライキャットフードを与えましょう。
給餌量も、キャットフードのパッケージに記載されているので、猫の健康のためにも正しい給餌量を守って与えましょう。
2.ウェットキャットフードの内容量
ウェットキャットフードの、缶詰に入っているものの内容量は、40~160g程度です。
パウチに入っているタイプの、ウェットキャットフードの内容量は、40~70g程度です。
間食として販売されている、ウェットキャットフードの内容量は、3~14g程度など、小分けにされているものも多くあります。
ウェットキャットフードは、総合栄養食ではなく、一般食や間食のものが多い傾向があります。
そのため、ウェットキャットフードを毎食沢山与えると、栄養バランスが偏ってしまいます。ウェットキャットフードを与える場合は、副食として与えたり、ドライキャットフードにトッピングをして与えると、猫の嗜好性を満たし、食欲を増進することができます。
ウェットキャットフードを与える場合も、一日に必要なカロリー量から与える量を考えて、肥満にならないように注意しましょう。