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体臭をおさえるキャットフード


1.キャットフードは体臭の原因になる?

(1)タンパク質と脂質
人間の体臭は汗が主な原因となりますが、猫は全身から汗を排出することはありません。
猫の体臭は汗ではなく、タンパク質と脂質の過剰摂取が原因となる場合があります。
タンパク質を過剰に摂取すると、タンパク質の排出機構の一つである皮膚から排出されて、臭いになります。
また、脂質を過剰に摂取して皮脂が酸化することにより、体臭をおこすことがあります。
タンパク質や脂質の過剰摂取による体臭を防ぐためには、栄養バランスの良いキャットフードを適切な量だけ与えましょう。
また、高カロリーのフードやおやつ等を与えすぎないようにしましょう。

(2)口臭
猫の体臭を改善するには、どこから臭いがするのか確認することが大切です。
猫が歯周病にかかっていたり、食べたキャットフードの食べカスが残っていたり すると、口臭がひどくなる場合があります。
口臭がひどい状態で毛づくろいをすることで、体臭につながる可能性もあります。

歯石や歯周病を防ぐために、ウエットキャットフードばかり与えるのではなく、ドライキャットフードを中心に与えましょう。
カリカリとも呼ばれるドライキャットフードを与えることで、顎や歯を鍛えてフードをしっかり噛めるようになります。フードをよく噛むことで口の中にフードが残りにくくなり、歯周病や口臭を防ぐことができます。

(3)粗悪なキャットフード
激安などで売られているキャットフードには、添加物が多く含まれていたり、人間も食べることができないような粗悪な原材料が使われている可能性があります。
粗悪なキャットフードを与え続けることによって、猫が消化不良や胃もたれをおこすと口臭がきつくなります。
劣化したり酸化が進んでいるキャットフードを食べると、悪臭が胃から外にでていき体臭になることがあります。
体臭を防ぐためには、無添加で高品質な原材料で作られたキャットフードを与えましょう。


2.消臭成分のあるキャットフード

猫の体臭は体内から発生したものだけでなく、糞や尿が体臭として感じられることもあります。
猫は水をあまり飲まないため、糞や尿の臭いがきつくなることがあります。
糞や尿の臭いがきつい猫には、消臭成分が配合されているキャットフードを与えることをおすすめします。
消臭成分が含まれているキャットフードを与えることで、腸内で臭いの原因となるタンパク質を分解して臭いを抑えます。
消臭成分が配合されているキャットフードでも、あまりにも安いものの場合は化学由来の添加物が含まれている可能性があります。
猫に消臭成分が配合されているキャットフードを選ぶときは、緑茶に含まれるカテキンなど天然由来の消臭成分が使われているものを選びましょう。

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