キャットフードはどれぐらいの温度であげるのがいいのか
1.キャットフードを温めるメリット
猫のキャットフードの食いつきが悪いときは、キャットフードを温めてから与えてみましょう。キャットフードを温めるとフードの香りが引き立って、猫の食欲が増進して食いつきが良くなります。
噛む力が弱い子猫や高齢猫には、キャットフードをお湯でふやかして与えると、食べやすくなって消化器官への負担も軽減します。
2.キャットフードを温める温度
(1)子猫のミルクの温度
子猫に与えるミルクの温度は、母乳と同じ38~40度程度が望ましいです。これ以上熱いと火傷をしてしまいます。また、反対に冷たいと下痢になることがあります。
子猫にミルクを与える前は、温度を確認してから与えましょう。
(2)ドライフードをふやかす温度
子猫や高齢猫、病気の猫には、総合栄養食のドライキャットフードをふやかすことで、消化器官に負担をかけにくく、食べやすくなります。
ドライキャットフードをふやかすときは、最初に40度前後のお湯を注ぎます。5~10分程度待つと、ドライキャットフードが柔らかくなって香りが増します。
ふやかしたドライキャットフードを与えるときは、人肌程度になったか確認してから与えましょう。
人肌程度のドライキャットフードは、香りも増して食べやすくなるため、猫の食いつきが良くなります。
ドライキャットフードをそのまま温めるときは、キャットフードを耐熱皿に入れて、ラップをしてから電子レンジで約20秒ほど温めます。温度を確認して、人肌程度になったら与えましょう。
(3)ウェットキャットフードを温める温度
ウェットキャットフードを温めるときは、180g程度の缶詰の場合、お湯を1~2杯程度入れて混ぜましょう。
お湯を入れることで水分は増えますが、ウェットキャットフードが温かくなって香りが増すので、食欲が増進します。
パウチタイプのウェットキャットフードを温めるときは、湯煎で人肌程度に温めるのも良いです。
猫がドライキャットフードを食べないときは、温めたウェットキャットフードを、ドライキャットフードの上にかけてみると食いつきも良くなります。
3.冬場はお皿も温めよう
陶器のお皿の場合、冬場などの寒い時期はお皿が冷えやすいです。陶器のお皿を寒い時期に使用するときは、お皿を温めてから使いましょう。
キャットフードを温める前に、お皿にポットのお湯を入れて、温かくなったらお湯を捨てます。
温かくなったお皿を使うと、キャットフードが冷めにくくなり、猫の食いつきも良くなります。
4.温める際の注意点
キャットフードを温める際は、キャットフードが熱くなりすぎないように注意しましょう。
人肌より少し温かい40度程度なら食いつきも良くなりますが、50度以上の温度では熱すぎてしまい、火傷してしまうことがあります。
キャットフードを温めたら、与える前に温度を確認しましょう。
冷凍保存しているキャットフードは、電子レンジで解凍すると栄養分が損なわれてしまうので、必ず前日から冷蔵保存に切り替えましょう。