猫の口が臭いのはキャットフードの選び方のせい?
猫の口臭は、歯周病や腎不全などの病気や肝機能の低下、キャットフードの選び方が原因となって起こります。
猫が健康で元気があるのに口臭がきつく感じるときは、キャットフードに含まれている原材料に口臭の原因となるものが含まれている可能性があります。
口臭の原因になるキャットフードとは
(1)人工添加物が含まれているキャットフード
値段の安いキャットフードには、化学由来の人工添加物が多く含まれているものがあります。安く大量生産するために酸化防止剤が使われていたり、フードを美味しそうに見せるために着色料や香料などが使われていたりします。
また、肉副産物や4Dミートといった粗悪な肉が使われている可能性があります。4Dミートとは、病気にかかっている動物や障害がある動物、血やトサカなど人間は絶対に食べることができない肉です。
そういった粗悪な肉は臭いもきついため、香りをカバーするために香料が使われます。
人工添加物は猫にとって消化に悪く、胃や腸に負担をかけてしまいます。消化不良によって、臭い匂いが発生して口臭に繋がります。
人工添加物の中でも特に香料は元の匂いがあるため、消化不良によって更に臭くなった匂いが胃から上がってきます。
人工添加物は、ガンなどの病気やアレルギーを引き起こす可能性もあり、与え続けると、口臭だけでなく猫の健康面に悪影響を及ぼします。
添加物によって猫の免疫力も低下してしまうと、口の中で炎症を起こしやすくなり、膿がたまると更に口臭は悪化します。
猫の口臭を抑えて健康を維持するためには、無添加のキャットフードを選びましょう。
(2)粗悪な肉が使われているキャットフード
安いキャットフードには、肉副産物や4Dミートといった品質の悪い肉が使われているものがあります。
こういった粗悪な原材料を使ったキャットフードを食べることで、口臭の原因に繋がります。
口臭を防ぐために、キャットフードを選ぶ際は肉副産物や4Dミートが含まれていないか、パッケージに表示されている原材料の欄を見て確認しましょう。
「ミートミール」や「家禽ミール」など、どんな肉が使われているか分からない表記は、4Dミートが含まれている可能性があります。
(3)ウェットキャットフード
ウェットキャットフードは、ドライキャットフードと比べると水分含有量が多くて柔らかいため、猫の歯に付着する可能性が高いです。
キャットフードの残りカスと、口の中の細菌が反応すると歯垢になります。歯垢にカルシウム等のミネラルが混ざってしまうと、約5日前後で固い歯石になります。
この歯石や口の中の細菌も口臭の原因になるため、猫の食事は固いドライキャットフードを中心に与えましょう。