フレークタイプのキャットフード
1.フレークタイプの特徴
ウェットキャットフードには、フレークタイプやパテタイプといった種類があります。
フレークタイプは主に魚を原材料として使用しており、ツナ缶の中身のような形の素材が缶やパウチに入っています。
ドライキャットフードと違って素材の形が残っているため、魚本来の良い香りや味がする点が特徴です。大きめにカットされているので食べ応えがあります。
値段も安いものが多いです。また、缶詰に入っているものなら未開封の状態で約2~3年保存することができます。
2.フレークタイプのメリット、デメリット
(1)メリット
フレークタイプのキャットフードは魚が大きめにカットされているので、他のウェットキャットフードと比べると食感が良いです。
魚の自然な香りや味も残っているため、猫の食欲を増進させることができます。
フレークタイプのキャットフードは水分が約50~60%も含んでいます。
缶やパウチを開封してそのまま与えることもできますが、ドライキャットフードの上にトッピングすることで、猫の嗜好性を満たしつつ、総合栄養食と水分を一緒に摂取することができます。
フレークタイプは缶詰やパウチに入っているので、未開封の状態ならドライキャットフードよりも長期で保存が可能です。
少量ずつ小分けにしてパッケージされているため、毎回新鮮なフードを無理なく食べきることができる点も魅力です。
味の種類も豊富にあるので、飼っている猫の好みに合うものを選んであげましょう。
(2)デメリット
フレークタイプのキャットフードは一般食が多いです。
猫にとって必要な栄養素は、総合栄養食のキャットフードを与えることでバランス良く摂取することができます。
そのため一般食であるフレークタイプのキャットフードばかり与え続けてしまうと、猫の栄養が偏ってしまいます。
また、高カロリーのフレークタイプばかり沢山食べてしまうと、カロリーの摂り過ぎで肥満にも繋がります。
3.フレークタイプのキャットフードの与え方
一般食のフレークタイプのキャットフードは、「主食」ではなく「おかず」として与えましょう。
猫がドライキャットフードの食いつきが悪いとき等に、フレークタイプのキャットフードを上にトッピングして与えると、香りが増して猫の興味を引くことができます。
フレークタイプは水分を多く含んでいるため、開封後は酸化や劣化が早く進みます。
猫が食べ残した際は、なるべく20分以内には処分するようにしましょう。
開封後に保存したい場合は、別の容器に移し替えて冷蔵庫に保存します。
冷蔵庫に保存しても劣化は進むため、1日以内には食べきるようにしましょう。