質の悪いキャットフードの見分け方
1.主原料が穀物になっていないか
肉食動物である猫の、主なエネルギー源は、魚や肉などの良質なタンパク質です。
そのため、キャットフードを選ぶときは、パッケージの原材料表記で最初に魚や肉が書かれているものを選びましょう。
あまりにも安いキャットフードには、この主原料が穀物になっているものが多く存在します。
猫は、穀物などの炭水化物を消化することが難しく、アレルギーを引き起こす可能性があります。
穀物は、低コストで大量生産する場合に、かさ増しとして多く使われることがあります。
キャットフードを購入する前には、主原料として魚や肉が使用されているか、確認してから選びましょう。
2.質が悪い肉を使用していないか
質の悪いキャットフードには、4Dミートなど、人間が食べることができない肉が混ざっている可能性があります。
4D ミートには、動物の死骸や、病気や障害のある動物などが含まれています。
4Dミートの他に、とさかや羽、爪など、人間が食べることができないものが含まれている可能性があります。
これらは、パッケージの原材料の表に「副産物、ミール、パウダー、粉」などと表記されています。
キャットフードを選ぶときは、パッケージの原材料に表記されている肉類を確認しましょう。
3.有害な添加物が使用されていないか
キャットフードには、酸化防止剤や着色料、香料や保存料として添加物が使用されているものがあります。
添加物が使用されているキャットフードは、安くて長期保存できますが、発ガン性が指摘されているものもあり、猫にとっては危険です。
エトキシキンやBHAなどは発ガン性があり、BHTは奇形を生じさせる危険性があります。
これらの添加物を、基準値を越えて摂取すると、臓器障害を引き起こす可能性もあります。
キャットフードによっては、酸化防止剤や保存料の表示がないものもあるので、あまりにも安いキャットフードは避けることをおすすめします。
4.パッケージに不当表示がされていないか
キャットフードによっては、「AAFCO承認」や「AAFCO認定」と表示されているものがあります。
しかし、AAFCOは、栄養基準などのガイドラインを提供している機関であり、商品を承認したり認定をしている機関ではありません。
そのため、AAFCO認定、承認などの表示は不当表示になります。
他には、「抗生物質は一切使用していない」と表示されているものもありますが、ペットフードは薬ではないため、薬事法により抗生物質は使用することができないので、これも不当表示になります。
また、ほとんどのキャットフードは加工品なため、「生、自然、天然」などの表現も一般的なキャットフードには記載できません。
5.まとめ
以上のように、質の悪いキャットフードを見分けるには、購入する前にパッケージをよく確認することが重要です。
より質の高いキャットフードを求める方には、プレミアムキャットフードやヒューマングレードキャットフードをおすすめします。