キャットフードはいつあげればいいのか
1.キャットフードは決まった時間に与えよう
猫にキャットフードを与えるときに置き餌にすると楽ですが、置き餌にして与えると猫がダラダラと食べ続けてしまったり、食べた量を正確に把握することが難しくなります。
また、唾液がついた状態のまま放置すると菌が発生して、酸化が進みます。劣化したキャットフードを食べてしまうことで、お腹を壊してしまう場合もあります。
猫の肥満を防いで健康を維持するためには、キャットフードはなるべくいつも決まった時間に与えるようにしましょう。
猫のダラダラ食いを防ぐために、餌は出してから20~30分程度で片付けることが望ましいです。
2.子猫に与える場合
子猫は成長期でもあるため、多くのカロリーが必要です 。しかし、子猫は体の発達が十分ではないため、一度に沢山のキャットフードを食べることができません。
そのため、一日に必要なキャットフードを3~5回に分けて少量ずつ与えましょう。
子猫は生後3ヶ月頃までは、どんどん体が成長していき、生後4ヶ月を過ぎた頃から少しずつ成長が緩やかになります。
この急激に成長する時期は、子猫が欲しがるだけキャットフードを与えましょう。
生後6ヶ月を過ぎて成猫に近づいてきた猫には、様子を見て食事の回数を2回までに減らします。
3.成猫に与える場合
猫が1歳を過ぎたら、成猫用キャットフードに切り替えて一日2回与えましょう。
与える時間は、一般的に朝と晩です。朝は6時から8時の間で、夜は18時から20時の間といったように、均等に与えることが望ましいです。
基本的には一日に2回与えますが、肥満の猫などカロリーを調節したい場合は、少量でも満足感を感じられるように、一日3回程度に小分けにして与えると良いです。
妊娠した猫は、妊娠初期から中期頃は食欲旺盛になり、沢山のキャットフードを欲しがりますが、胎児の成長に伴ってお腹が圧迫されることによって、一度に沢山食べられなくなる場合があります。
そういった場合は、猫の様子を見て一回分の量を減らして、食事の回数を増やしてあげましょう。
食事の回数を増やした場合も、なるべくいつも同じ時間に与えることが大切です。食事の回数を一日に3回に増やした場合は、人間が食べる時間と同じタイミングにすると、無理なく与えることができます。
4.高齢猫に与える場合
高齢猫になると一度に沢山食べることが難しくなるため、一日に必要なキャットフードを3回程度に分けて与えると良いです。
食欲が落ちている場合は、一回分の量を減らして食事の回数を4回程度に増やして与えましょう。
年齢が15歳を過ぎると、食欲のムラが激しくなる場合があります。食欲のムラが激しい高齢猫には、猫の様子を見て猫が欲しがったタイミングで与えるようにしましょう。