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毛玉ケア用キャットフード


1.キャットフードで毛玉ケアをしよう

猫は毛繕いをしたときに、飲み込んだ毛が絡み合って体内で毛玉になります。体内でできた毛玉を上手く吐き出すことができないと、溜まった毛玉が胃の粘膜を刺激してしまい、胃腸の働きが悪くなります。
粘膜を刺激されて胃腸の働きが悪くなったり、胃から小腸への出口をふさぐことで、毛球症を起こす可能性が高くなります。

特に長毛種の猫の場合は、短毛種の猫と比べて毛が長い分、大量に胃の中に毛が取り込まれてしまうので、毛玉ケア用のキャットフードを与えて、便と一緒に上手く毛玉が排出することができるようにサポートをしましょう。
嘔吐で毛玉を吐き出すより、毛玉ケア用キャットフードを食べることで、便と一緒に無理なく排出できたほうが猫の体の負担も少なくなり、嘔吐による脱水症状の心配も少なくなります。


2.毛玉ケア用キャットフードの特徴

・食物繊維を豊富に含んでいる
毛玉ケア用のキャットフードには、一般的なキャットフードと比べて食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は消化されないので、体内で栄養にはなりませんが、整腸作用を持っています。
水に溶ける可溶性繊維の粘性によって、胃に溜まった毛玉をからめとります。そして水に溶けない不溶性繊維によって、腸の運動を刺激します。
このように食物繊維が含まれていることにより、飲み込んだ毛が便と排出されやすくなります。


3.毛玉ケア用のキャットフードを選ぶときの注意点

・食物繊維の種類
キャットフードに含まれる食物繊維には、新鮮な食べ物に含まれる食物繊維だけでなく、ビートパルプやセルロースといった繊維があります。
ビートパルプは砂糖大根の搾りカスで、セルロースは糖分を含んでいる植物の繊維質素材です。ビートパルプやセルロースは、食物繊維としての栄養価はほとんどありません。
また、ビートパルプは便を固くすることがあるため、便秘の猫に沢山与えてしまうと症状を悪化させてしまうことがあります。
毛玉ケア用のキャットフードを選ぶときは、なるべくさつまいもやリンゴなど新鮮な食べ物の食物繊維が含まれるものを選びましょう。
また、毛玉ケア用のキャットフードを与えている間は、便の状態をチェックすることも大切です。


4.毛玉ケア用キャットフードを与えるときのポイント

毛玉ケア用キャットフードを与えるときは、適切な量の食物繊維を摂取するために、他のキャットフードと混ぜないで与えましょう。
一度に沢山与えるのではなく、一日分の量を数回に分けて、新鮮なお水と一緒に与えましょう。

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